ローマにあるすべての教会や聖堂の中でも、このサンタ・マリア・マッジョーレ教会は建築学的にも
大変面白いものとして注目を集めています。聖堂の身廊や柱は、5世紀に立てられた当時のま
まの姿で残されており、大理石の床やロマネスク様式の鐘楼、教会内部を覆う青は中世時代
、クーポラはルネッサンス、2つの礼拝堂と入り口のファザードはバロッコ時代のもの、と各時代そ
れぞれの特徴を見て取ることが出来ます。また、サンタ・マリア・マッジョーレ教会は素晴らしいモ
ザイクのある教会としても有名で、中でも身廊とアーチを飾るモザイクはすべて5世紀のオリジナ
ルが今も昔のまま残っています。また13世紀に作られたという『キリストの柱廊』という中世時代
の傑作も見ることが出来ます。更にこのサンタ・マリア・マッジョーレ教会は過度な装飾でも有名
で、教会内部のアーチに描かれた『黄金の葉』の装飾は、空腹で亡くなっていく人が多い世の
中にも関わらず、世間を顧みない装飾として、プロテスタント派との間に確執をもたらしました。
このように様々な建築様式、歴史、遍歴を得ているこの教会はローマの中でも、もっとも魅力
的な教会で あり、訪れる人に多くの感動とため息をもたらしています。

豆知識:身廊と柱廊のアーチ内側は完全に『黄金の葉』で覆い尽くされています。この豪華
絢爛さは、カトリックとその他の宗教との間に確執を引き起こし、ローマカト リック教会の過度と
も思われる豪華さ対して、抗議という意味を持つ『protesta』(プロテスタ)から、現在のプロテス
タント派の名前が付けられたと いいます。